「秘密」読了(ネタバレ)

一度買ったんだけど、結局読まずに捨ててしまったんだけど、もう一度買って今度は読み終えた。
正直、娘の体に妻の魂が入って、奇妙な生活が始まる。。。っていう設定がなんかもう嫌だったのが、なかなか読み終えられなかった理由。
今回読み出してもやっぱり、序盤から中盤にかけては、この設定の気持ち悪さがどうにも拭えなくて、読みつつもなんだか「いやぁ」な気分が抜けない。
結局、直子は藻奈美として生きていくことを選んで、他に選択肢がなかったとしても、なぜそれを平介にいうことができないのか。
自分が嘘をついた方が平介が割り切れると思ったのか。
だます、という罪悪感はないのか?
切ない話ではあるけど、やっぱり納得はいかない。
それに最後まで読んでも、設定自体がなんかいや。気持ち悪い。
感動したって人も大勢いるみたいだけど、みんなその辺はきにならないのかな。
平介の「長い間、苦しめて悪かった」って台詞は耳に痛い。
修復できないと分かったなら、こういうしかないんだろう。
分かっていてもなかなかできない。でも、いつか言わないといけない。できるだけ早く。