アラビアの夜の種族

この本、出版が2002年だったんだ。
出版して間もないころに話題になっていたのでなんとなく買って・・・・・・ずっと読んでませんでした。
6年間本棚につんどいた。
僕は2002年から今までの間に3回引っ越している。
その度にそれなりの本を捨ててきた。
6年の歳月と3回の引越しをくぐり抜けて、しかもうなぜか読まなかった本ってある種脅威だと思う。

さて、その本をなぜかこのタイミングで読み出した。
書評がネットに上がっているのは見かけていたんだけど、なぜか書評もまともに読む気がおきなかった。
でも結果として、予備知識なしで読めたのは凄くラッキーだった。いや、ほんとにラッキー。

正直言って、ストーリ自体はそんなに面白いとは思わなかった。
「なんだかxxxみたいな話だなぁ。ふーん。」ってくらい。
でもこの本は凄い。
ネタばれできないのが(したくないのが)辛い。
あとがきをちゃんと読んで、その後ネットで書評をよんで。
そこまで含めてとても楽しめた。